そう.のLog置き場

思ったことや感じたことを淡々と綴っていくブログです。

アニメ虹ヶ咲3話の劇伴についての話

 どうもこんにちは、そう.です。

 今回もラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメ最新話の劇伴について記事を書いてきました。
 3話はせつ菜が話の中心、そしてこのシリーズの根幹になる大会の話などが出てきて中身の濃かった1話だと思います。
 ラブライブ!シリーズのアニメで3話は物語が大きく動く回ですが、虹ヶ咲も例に漏れなかったですね。
 その中で、今回も劇伴がアニメ3話で何曲使われたのか、どの時間帯で使われたのか…等について書いているのでよろしくお願いします。

 

・3話において使われた劇伴の曲数とその時刻

 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメ3話においては、合わせて11曲の劇伴が使わました。
 新規の劇伴が6曲、1話、2話でも使われた劇伴が5曲ですね。
 2話と比べると曲数は減りましたが一曲一曲が凄く熱かった印象を受けました。

 以下にアニメのどの時間帯で使われたのかと使われた劇伴について自分が感じたことなどを書いていきます。

 

※注意
 以下の文で記載している劇伴が流れる時刻は動画配信サイト「dアニメストア」での再生時刻を基準としています。
 皆さんが見ている動画配信サイト等によっては若干のズレがある可能性があるためあくまで参考としてください。
 また、登場するキャラクター名については敬称略と致します。

 

 

#1 0:09~

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 3話最初の劇伴は本編9秒ぐらいから流れます。
 果林が菜々に生徒名簿を返した後に優木せつ菜の名前を切り出した後の場面で流れていました。
 これは2話でも使われた劇伴で、2話ではかすみが旧同好会の練習場面を回想している場面で流れていました。
 今回使用された場面は果林の他にもしずく、彼方、エマがいて菜々(せつ菜)にグループの解散と同好会廃部の経緯を聞いている場面でしたね。
 2話で使われたシーンからも考えるにこの劇伴は旧同好会絡みのシーンで使われる印象を受けます。
 ここでのせつ菜のセリフと前回のかすみの回想から同好会が破綻した理由はそれぞれの思い描くやりたい事、方向性の違いが原因みたいですね。
 

 そして、この劇伴が流れている場面で出ましたね、「ラブライブ!」という言葉。
 このシリーズを見続けている方ならアニメにおいてそれが何を指すのかは想像できていると思います。
 この世界にもラブライブ!が開催されているという事実にこのシリーズが積み重ねてきたものを感じました。
 「ラブライブ!」という単語を聞いた時には背筋がピンとする感覚がしましたね…。

 

#2 2:50~

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 せつ菜の家が映った後にライブで自身が着た衣装を見つめた後、ゲームや漫画、缶バッチ、CD等と一緒にトランクケースに仕舞い込む場面で流れていました。
 この劇伴もピアノの旋律がもの悲しく聞こえます。悲しく感じる旋律は他人の大好きを否定してしまったことに対するせつ菜の後悔と悲しみを表現しているように感じます。
 この場面で彼女のお母さんが入ってくると気付いた時にトランクケースを隠すように急いで仕舞っていたことからアニメにおいてもせつ菜はアニメやゲームが好きということを親に隠していて、親の目が厳しいことが窺えます。
 …きっといつか、アニメでもスクスタのキヅナエピソードのように自分の大好きと親と向き合う展開があるかもしれませんね。
 予想タイトルは「後悔」です。

 

#3 3:46~

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 菜々がはんぺんを追っかけまわしている場面で流れていました。
 先ほどの2曲とはうって変わって明るくコミカルな感じの曲調ですね。
 まさか彼女自身がはんぺんを追っかけるとは思っていませんでした(笑)。 予告にも映っていましたが予想外でしたね。
 この場面ははんぺんを角に追い込んだところで現れた璃奈に対し、はんぺんの璃奈への懐き方を見て無理やり取り上げようとせずに穏やかな表情で名前を聞いた場面では彼女の優しい面、そして璃奈とはんぺんのお互いを大好きに思う気持ちを察してその気持ちを尊重したんだということを感じました。


#4 5:20~

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 音楽室でピアノを弾いている侑と菜々が対面した場面で流れていました。
 これは1話から継続して使われている劇伴ですね。
 許可取らずに音楽室を使っていた時にそれを生徒会長に見つかって驚いている様子を表しているように感じます。
 「音楽室の使用許可は取ったんですか?」という質問の後に劇伴が流れた事からも尚の事そう感じます。前回や前々回の使われている場面からも、キャラクターの驚いている場面でその心情を表すために使われているように思いますね。
 しかし、ここの劇伴が使われている場面での侑はすごいぐいぐいとまくし立てるように話していたのが印象的でした。
 彼女の好きなものに対して一直線な感じ、すごく良いなぁって思います。


#5 7:48~

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 侑と菜々の会話にて侑が「あのライブが最後じゃなくて、始まりだったら最高だろうなって」って言った後に菜々が「何でそんなこと言うんですか?」と返した直後に流れていました。
 ピアノの音に混じる鉄琴のような音、途中から入るバイオリンのような楽器の音色が切なさの中に優しさを感じる一曲です。
 曲からは優しさを感じるのですが、この劇伴が流れているときの菜々が語っていることはラブライブ!を目指す為に必要な事、そして優木せつ菜の失敗と後悔でした。
ここから察するに曲の中での鉄琴のような音は彼女の後悔の念を表現しているようにも感じます。

 予想タイトルは「過去の過ち」です。

 

#6 10:15~

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 旧同好会に亀裂が入った日をせつ菜視点で回想している場面で流れていました。
 ファンタジックな感じの曲でこれまでの劇伴にはなかった雰囲気の曲だと思いました。
 音程はもの悲しい感じがする曲でこの劇伴が流れているときのせつ菜の回想のからも彼女の後悔の念を感じます。
 でも、曲の最後の方で盛り上がる感じの音になっているように聞こえる部分があるのですが、そこの部分は彼女のセリフから最後にやったステージを見た人の話を聞いて、それに対する希望と自身が出来なかったことの願いを託している気持ちを表現しているような感じがします。

 予想タイトルは「託した望み」です。

 

#7 11:30~

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 公園で同好会メンバーが集まっていて、かすみがせつ菜の正体を聞いた場面で流れていました。
 これは1話で使われた劇伴で、「あゆぴょんだぴょん」の後に流れたものと同じです。ずっともの悲しい感じの曲と雰囲気が続いていたので、つかの間の休息って感じがしますね。
 しかし、この劇伴が流れている場面でかすみが果林にコッペパンを渡す場面があるのですが、かすみは一体どこからコッペパンを出したのでしょうか…?
 永遠に考えても解決しなさそうな疑問ですね(笑)。

 

#8 12:50~

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 同好会メンバーがせつ菜についての話をしているところに果林が助言を始めた場面で流れていました。
 最初はピアノの音から始まり、次第に色んな楽器の音が合わさっていく曲ですね。
そして曲の中盤から既存の楽曲と同じ音が流れます。おそらくですが1話で侑と歩夢が夕方にベンチで同好会についての話をしているところで流れていた曲の中盤からの部分と同じだと思いました。
 ついに虹ヶ咲のアニメにも新規曲の中に既存曲の音を組み合わせている劇伴が出てきたのが熱いなと思います。
 音楽が最初はゆっくりとして静かな感じから段々と盛り上がっていくのはせつ菜をどうしたいのか、それについての同好会メンバーの答えは一つになっていっているのを表しているようにも感じますね。
 個人的にはここでのかすみのセリフがとても好きです。かすみは前回せつ菜に関して敵視するようなことを言っていましたが、自分自身の行いとその間違いに自身が気付いたこと、そして、やりたいことがそれぞれ違っていても一緒にやっていけるということにかすみなりに気付いたからこそのセリフなんじゃないかなと思います。

 予想タイトルは「With you again」です。

 

#9 15:54~

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 放送で呼び出された菜々(せつ菜)が屋上で侑と対面する場面で流れていました。
 当初この曲は1話で使われたものと同じだと思っていたのですが、1話の劇伴と聴き比べてみたら曲の序盤に入るピアノの高音の回数が違っていることに気付きました。(1話の方では4回、今回のは2回)
 また、1話版では無かったサビに当たる部分の音程も追加されていましたね。
 このことからこの劇伴は既出の劇伴をアレンジして用いているものと思われます。
 これは過去のラブライブ!シリーズでも用いられていた手法で、一例を挙げるとラブライブ!サンシャイン!!の「FRIENDSHIP」と「DETERMINATION」が挙げられます。
 自分はラブライブ!サンシャイン!!にてこういった演出に感動したので虹ヶ咲のアニメでも同じことが起きたら…と思っていたのですが、それが実現して嬉しかったですね。

  予測タイトルは「もう一度始めようよ」です。

 

#10 17:55~

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 侑がせつ菜に「スクールアイドルがいて、ファンがいる。それでいいんじゃない?」というセリフを言った後に流れていました。
 これは1話でも使われていた劇伴で、歩夢が侑にスクールアイドルを始めたいという想いを伝える場面で流れていました。
 現時点で自分が一番好きな劇伴です。この劇伴は歩夢が侑に想いを伝えた場面の一回きりでしか使われないと思っていたのでまた使われたのはとても嬉しかったですね。
 1話で使われた場面は歩夢が侑にスクールアイドルへの想いを伝える場面、今回は侑がせつ菜に「優木せつ菜というスクールアイドルが好き」という想い、そして同好会に戻ってきてほしいという想いを伝える場面でした。
 もしかしたらこの劇伴は今後も誰かから誰かへ、何かしらの想いを伝える場面で使用されるかもしれませんね。

 

 ここで、話はズレますがこの劇伴が流れる前の2人のやりとりの話をします。
 この直前の侑のセリフ「だったら…だったらラブライブ!なんて出なくていい!」というセリフ、衝撃的なセリフでしたね。
 今までのシリーズのアニメにて物語の根幹に関わってきた重要なイベント…スクールアイドルの頂点を決める大会です。過去の2作は経緯はそれぞれありましたがメンバーが集まり、紆余曲折を得て最終的には一つに纏まり頂点を目指して進んでいくという物語でした。
 今回のセリフはこの「ラブライブ! School idol Project」のアニメ展開における根幹を揺るがす一言であると思います。
 何故侑はこのセリフを言うことが出来たのか?
 自分の考えですがおそらく侑が初めて見たスクールアイドルと過去2作の主人公達が見たスクールアイドルとの違いでないかと考えています。穂乃果が初めて見たスクールアイドルはその時点で全国区の人気を得ていたA-RISE、千歌が初めて見たスクールアイドルはラブライブ!で優勝し頂点を掴んだ後のμ’sでした。とちらも知名度のあったり、大会で結果を出していたスクールアイドルですね。
 しかし、侑が見たのは何かの大会の一場面を見たわけでもない、とあるイベントに出演していた優木せつ菜という一人のスクールアイドルでした。知名度のあったり、大会で結果を出していたスクールアイドルじゃないんです。ここが過去2作との違いだと思います。

 

 そして、もう一つは侑の立ち位置。侑自身はスクールアイドルを目指しているわけではなく、あくまでそのサポートをしたいと思っているのです。そして何より、彼女をスクールアイドルの世界と出会わせてくれたのは優木せつ菜です。なので、スクールアイドルをする立場とサポートをする立場という立ち位置の違いも大きいと考えています。
 「せつ菜ちゃんが幸せになれないのが嫌なだけ。」
 「言ったでしょ、大好きだって。こんなに好きにさせたのはせつ菜ちゃんだよ。」
 この二つのセリフからも自分はスクールアイドルとして頑張る人を、自分にスクールアイドルを出会わせてくれたせつ菜を応援したいという想いが伝わってくると感じます。

 

 ラブライブ!サンシャインの時点で7,236ものグループがラブライブ!にエントリーしていました。日本の現在の高等学校の数が約4,800校といわれているので沢山のグループがいることが分かりますね。
 しかし、これだけのグループの他にもラブライブ!に出場していない、出場を目的としてないで結成されたグループって沢山あると思うんですよね。
 一例を挙げると高坂穂乃果のSIDに出てくる岡山県立樫山南高校のスクールアイドル、この学校の子達は統廃合が決まっていて、最後の思い出作りでスクールアイドルをやっています。勿論、こういったスクールアイドル達はラブライブ!の歴史には残らないです。しかし、スクールアイドルとして活動した歴史は残るのです。
 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の物語はそういう「表舞台のスポットライトにはあたらないグループ」の物語になるかもしれませんね。

 

#11 21:20~

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 せつ菜のライブが終わった直後に流れていました。これも1話、2話から継続して使われている劇伴ですね。
 このシーンでのこの劇伴に関して自分が言いたいことは一つです。
 ここで、この劇伴が流れないわけがないんだよぁ!
 もうちょっと説明すると1話と2話でこの劇伴が流れていたのは侑がスクールアイドルのライブや自己紹介などを見た直後、スクールアイドルを見た侑の心のトキメキを表現しているのがこの劇伴だと思っています。
 なので、自分をスクールアイドルに出会わせてくれた優木せつ菜の再スタートとなるライブ、その場面を見て心がときめかないわけがないのです。
 最高のタイミングでこの劇伴が流れてきたことに気持ちが熱くなりました。

 

 以上になります。
 今回の記事は色んな気持ちや想いが自分の中にあってどう言葉にするかがなかなかまとまらなくて書くのが難しかったです。それもあって記事を更新するのが遅くなってしまいました。
 物語としてはせつ菜の復帰に新たな同好会の始動で盛り上がってきたという感じがあります。今後のストーリーも楽しみですね!
 それでは、また次の記事で。